インチアップについての小話


【インチアップとは?】
クルマの標準タイヤよりも、扁平率(タイヤ断面の高さ)を低くすることです。
へったクソな絵やなぁ〜

↑のへったクソな絵で説明しますと、赤線の幅が外径、青線の幅が内径(ホイールのサイズ)です。つまりは、タイヤの外径(赤線)は変えずにホイールサイズ(青線)を大きいものに交換することです。このチューニングにより扁平率が少なくなり、グリップの向上・デザイン的にもGOODになります。ドレスアップの定番となっていますね。

【インチアップにおける"メリット"】
走行性能がアップする、と言われています。何故かと言うと…
@タイヤの接地面積が増え、グリップ力が増す。
A高速走行時の安定性が向上。
Bサイドウォールが低くなり、横剛性が上がる。
Cステアリングの切れが良くなり、操縦安定性も向上。
つまり、タイヤの基本性能である『走る』『曲がる』『止まる』の、基本性能がアップします。


【インチアップにおける"デメリット"】
乗り心地に悪影響を及ぼす、と言われています。何故かと言うと…
@路面との接地面が広くなるため、ゴツゴツした乗り心地になる。
A路面との接地面が広くなる&タイヤとボディが近くなるため、ロードノイズが大きくなる。
B標準タイヤよりも高価になる。
C燃費・加速の悪化。
D足回りへの負担が大きくなる。
他にも注意したいことは、『タイヤの外径を変更しないこと』です。外径まで変更してしまうと、メーター表示が正しくされなくなってしまいます。C、特にDにおいては、極端にインチアップした場合であり、全てにあてはまるものではありません♪


【インチアップの方法】
@タイヤの外径と幅を変更せずに、インチアップする方法。
タイヤ幅を変えずにインチアップする場合、5%の低偏平率化で可能です。
   (例)185/65R14→185/60R15
   (例)205/55R15→205/50R16
Aタイヤの外径を変更せずに、1サイズ幅を広げてインチアップする方法。
   タイヤ幅を1サイズ広くしたい場合、10%の低偏平率化で可能です。
   (例)185/65R14→195/55R15
   (例)205/55R15→215/45R16
Bインチアップせずにタイヤ幅を広げる方法。
  インチアップせずにタイヤ幅を1サイズ幅広化する場合、5%の低偏平率化で可能です。
   (例)185/65R14→195/60R14
   (例)205/55R15→215/50R15
また、タイヤの外径の誤差が、±3%以内に抑えるようにしてください。極端に外径を変えてしまうと、走行距離等へ悪影響を及ぼすことが考えられます。タイヤの外径に関して、もっと詳しく数字で知りたい方は、こちらをクリックしてください♪
(注)タイヤのメーカーや種類によって、ズレは発生します。ですので、カタログの使用を確認されるか、販売店にて相談されることをオススメします。


【余談】
めっちゃ余計なお世話ですが、AZ-3/PRESSOでは、16インチ程度でやめておいた方が良いようです(笑)。







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